無農薬のプリン

何と無く情緒が不安定になって心が病気チックになってしまう季節は春でした 好きな人を困らせるようなどおうしようもないわがままを言ってウンザリさせた 電話越しに泣いたあたしは碌でもなかった あなた無しじゃ生きていけない・別れるなら死ぬ・あなたを殺してわたしも死ぬ、だのお昼にやってる臭いメロドラマの世界じゃあるまいしそんなセリフ吐いたところで気持ちがわるくなるだけなのだけれど 恋人がどこかに(誰かのところに)行っちゃいそうになろうものなら、わたしが言いそうなセリフなんば〜ワン・ツー・スリー ダラダラ働いてお金をもらってどうせ友達のいないわたしはヒトリっきりで週末の夜を過ごしベッドを広々と使うなんて、なんてイヤだな 春から恋人と離れるのがすこぶるさみしい

嫌気をさしてみませんか

いつも自分で適当な長さに切り揃えていた髪の毛を子バカにされて、ひたすらムッとしていた。美容師はこれだからキライなんだようって思った。さらには共通の知り合いとかナントカが居たりしてゾッとしちゃった。
なんでったってショートヘアーなのか、「失恋と同じことよ。」そう、今世紀の人生でいちばん髪の毛がみじかいんです。赤い猫くん

花葬


みにくいギザギザの歯が怪しくひかる怪獣に鳴かれ追いかけられてヘトヘトになってる。あたしはずるい。あたしはよわむし。あたしはきたない。あたしはうそつき。こんなあたしに向かって、「ごめんね。君に嫌われたくない。ごめんね。ごめんね。」明け方のベッド、わたしよりはやく眠りに堕ちてゆく恋人に言われてわたしは眠れなくなった。あたしはできれば恋人が眠ったあとに目を閉じて、恋人が起きる前に目を覚ましたい。いっそのこと君に独占されるだけの人生でもいいって、本気で思っちゃってるよ。ダメかな。