怪しくないマッサージ屋さん

怪しくないマッサージ屋さんで働き始めた。
毎日仕事や上司や世間や色恋沙汰やお酒やストレスや日本と闘ってる家族や友人や恋人の姿を見て、怪しくないマッサージ屋さんで働き始めた。
働き始めた途端、中国人みたいな顔した店長にあと5キロ太れなかったらクビと言われたので、夜な夜なインスタントのみそ汁とおにぎりを死ぬほど食べて泣いてるくらいなら、客観的にも主観的にもそんな仕事なら辞めちゃえばいいのにってもう100万回は思ったけれどそれでもわたしは家族や友人や恋人の事を本当に愛していてどうしても癒してあげたいと思うからわたしは、怪しくないマッサージ屋さんで働き始めた。